◆蔵元コメント
これまでにない、日本酒の可能性を広げる挑戦をいたしました。世界中で日本酒が造られる可能性を、加速させてくれるお酒です。
それが、「陸稲(りくとう・おかぼ)」のお米で造った日本酒です。
陸稲というと、おいしいお米はできないという定説があり、そのため一部の地域を残して、ほとんどが水田になりました。現代では、1部の地域を除いて、ほとんどされていません。
しかし、私たちが知り合った群馬県の農家さんは、知的好奇心から陸稲を実験的に開始しました。そして、食べて美味しい陸稲を見事に作られたのです。しかも、無肥料、無農薬で!
これがなぜ、世界に日本酒が造られる可能性が広がるかと申しますと。水田というのは、景観も美しく、素晴らしい風景を生み出すのですが、限られたとても厳しい場所の条件が必要です。
しかし、陸稲でしたら条件がとても緩くなります。今までお米を作れない場所でもお米ができるようになります。
さらに私たちの醸造技術でしたら、ご存知のように食べるお米をそのままお酒にできます。そうしますと、お米があまりできなかった地域でも、お酒づくりができるようになるのです。
いつか世界のどこかで、陸稲のお酒ができたとき。発祥は、私たちが取り扱ったあのお酒からなんだよ。と、ひっそりとですが、自慢できる日が来るかもしれません。
以上、土田佑士社長のコメントから一部抜粋
◆ましだやコメント
陸稲の米で作ったお酒です。意外にも普通に美味しい。驚きです。土田の酒造りは先人の知識と技術を継承しながら、全く新しいことに挑戦する気概に満ちています。今後も次々と新たな常識を打ち立てていくことでしょう。その軌跡をたどることが出来る我々は今とても幸運なのです。
原材料…米(国産)・米こうじ(国産米)
原料米…群馬県産 福岡2号
精米歩合…90%
日本酒度…-7.5
酸度…2.7
アミノ酸度…2.8
使用酵母…酵母無添加
アルコール度数…16%(原酒)