>日本酒の新たな可能性を探求するヴィンテージ生もと
◆蔵元コメント
この商品は、前杜氏である藤田徳松により引き継いだ秋田流生もと造りで仕込まれている純米吟醸酒です。酵母には協会6号酵母を使用し、伝統や日本酒本来の酒造りを伝承していきたいという想いで毎年造り続けてきました。原料米は岡山県赤磐地区産の歴史深い酒米「雄町」を100%使用しています。燗酒としてもお楽しみいただけますが、グラスに注ぎ、酒温が上がるにつれ広がる華やかな香りとシルキータッチでなめらかな口あたりもお楽しみいただける商品です。
【ラベルより】
この商品は特定地域の岡山県赤磐地区の皆様と一緒に作った「雄町」を贅沢に使用し「生もと」仕込みにて醸した「温め酒」の純米吟醸酒でございます。「生もと」仕込みにより深みを増した味わいは、夏を越すことで更なるステージへと熟成されてゆきます。グラスに注ぎ常温に近い状態にまで温まることにより、味わいの膨らみやお米の優しさ、日本酒だけが纏える香り、甘み、雅な質感など日本酒の素晴らしさを十分にお伝えできるかと存じます。また、ひと手間かけ丁寧にぬる燗にまで温めていただくことにより一層身近に本来の姿を感じることができるかと存じます。我々「鳳凰美田」は皆様に日本酒をもっともっと楽しんでいただきたいと考えており、日本酒には大きな可能性が広がっていると感じております。
少し冷えた状態から常温・温燗~熱燗までの全域を考えた味わいを表現し、さらには燗冷まし(※1)に至るまで美味しく楽しめるよう醸し熟成させております。これまでの鳳凰美田は、華やか且つフルーティーで口当たりも良く、飲み易い酒質ですが、この「生もと」仕込みの純米吟醸に限っては真逆の酒質で、米の旨みや雄町米の力強さを前面に出した酒質です。常温のまま飲んでも良いですが、ぜひとも燗に付けて(温めて)このお酒の秘めたパワーを引き出してお楽しみください。1杯目よりも2杯目。2杯目よりも3杯目と杯を重ねる毎に深い味わいが感じられます。旬の肴をつまみながらゆっくり飲みたい。
(※1)燗冷ましとは?
燗に付けて温めたお酒が、冷めてしまって元の温度に戻ることです。造りの粗悪な日本酒は、だいたいバランスが崩れてまずくなります。醸造アルコール添加の日本酒も燗冷ましだと美味しくなくなる傾向にあります。燗冷ましで美味しい日本酒は、長期熟成(数年間)させても素晴らしく美味しいです。
・原材料…米(国産)・米こうじ(国産米)
・原料米…岡山県赤磐地区産雄町100%
・精米歩合…55%
・日本酒度…+1
・仕込み…秋田流生もと改良型
・アルコール分…16%