
ましだやでは三連星をメインに取り扱っている「美冨久酒造」から、新たな新商品がリリースされました。
<蔵元からのコメントより抜粋>
●商品名「チュリュモフ」について
「チュリュモフ」とは、1969年にクリム・チュリュモフ氏とスヴェトラナ・ゲラシメンコ氏が発見した、周期6.57年の周期彗星の名前で、正式名をチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星と言います。2014年にヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機ロゼッタが周回軌道に到達、着陸機フィラエによる世界初の彗星着陸が行われました。
この彗星、秒速32.9kmの速度で宇宙空間を移動する彗星で、2016年に美冨久酒造100周年記念酒を発売するにあたり公募したネーミング募集の中にこの「チュリュモフ」がありました。その際の選考からは漏れたのですが、「みふく=329」の語呂合わせから、定番商品として美冨久のレギュラー新商品に使用したいという案を温め、今回北海道産の酒造好適米”彗星”を”32.9%”分お米を磨いて67.1%とし、伝統技法”山廃仕込み”で醸造。美冨久らしさを求めた新商品として企画しました。
●味わい
山廃仕込み由来の程よい酸味とふくよかで奥行きのある味わい、酒米彗星が持つ特徴(千粒重【形の整った玄米1000粒当たりの重さ】が重く、淡麗な酒質に仕上がる)を活かし、シャープな飲み口とキレの良さ、山廃仕込みでありながらも飲みやすいという部分を大切に仕上げました。冷やしてももちろん、山廃の良さが発揮できるぬる燗がオススメ。季節の旬の肴と共にどうぞ。
<テイスティングコメント>
山廃仕込みのお酒の特徴である、深みのあるコクと旨味がしっかりと表現されている。甘みがわかりやすく、また酸味もあるためにジューシーな味わいで、キリっとした口当たり。ボディがしっかりとしている。その割に飲み口は軽快で、キレまで軽やかな印象。たおやかな甘みを感じる立香があるものの、食中向きと言える。冷やせばサッパリ飲める爽酒に、ぬる燗ならじっくり味わえる薫酒になるので、その時の気分で楽しみ方を選べるのも嬉しい。
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【酒成分】
- 原材料…米(国産)・米こうじ(国産米)
- 原料米…北海道産彗星100%
- 精米歩合…67.1%
- 日本酒度…-1.2
- 酸度…2.0
- アミノ酸度…-
- 使用酵母…-
- アルコール度数…16%